目次
メルマガ創刊のご挨拶 レボーン代表取締役 松岡 広明
実証実験のモニター募集に、大きな反響
商品開発の現場から ~官能評価AIについて~
編集後記
1.メルマガ創刊のご挨拶 レボーン代表取締役 松岡 広明
みなさん初めまして。株式会社レボーン代表取締役社長の松岡です。
この度レボーンでは「においの『なんとなく』をなくす」ために社内で取り組んでいる内容を知っていただくため、メールマガジンを配信することとなりました。
はじめは東京のこじんまりとしたオフィスから始まったレボーンですが、素晴らしいお客様に恵まれ、先月で設立から6年の節目を迎えることができました。
旧恵比寿オフィス(左)と新外苑前オフィス(右)
6年経過したものの、幼少のころから抱いていた「ロボットに鼻を作りたい」といった思いを実現させるために、においビジネスに本腰を入れ始めたのもここ数年のはなし。
決して順風満帆というわけではありませんでしたが、私のビジョンに共感しジョインしてくれるメンバーも増え、においビジネスを本格化することができました。
現在360度あらゆる業界の方々からお声がけをいただいており、お客様のニーズもかなり多岐に渡ることに気が付きました。
におい業界を盛り上げるためには、レボーンだけではなく、各企業様、関係者様と協力しあいながらソリューションを開発していくことが必要だと感じ、メルマガを通じて、レボーンのノウハウや、においの解明に向けたレボーンのアプローチについてもどんどん配信していこうと思っております!
◆ レボーンは「においの『なんとなく』をなくす」会社です!
このメルマガを読まれている読者のみなさまの中には、レボーンがどういったことをやっている会社なのか、いまいちピンと来ないな、、、と思っている方もいらっしゃるでしょう。
タイトルの「においの『なんとなく』をなくす」はレボーンが掲げているミッションです。
花のにおいって、いいにおいですよね〜。
でも「どうしてバラのにおいが好きなの?」と尋ねられたとき、具体的に答えることってなかなか難しいですよね。
「ほら、バラにはOOとOOの成分がこのぐらい含まれていて、僕の好きな香りの傾向とよく似ているから好きなんだ!(スマホのパーソナルデータを見せながら)」
とか言えたら、より香りを楽しめるようになると思いませんか??
あるいは、
人間って自分の体からどんなにおいが発生しているのか分からないですよね。
そんな時、体臭チェッカーがあって、自分がくさいのかそうでないのか、においがするのであればどういったにおいがするのかが確認できたら嬉しいですよね。
ですが、現状こういったサービスは市場を見渡しても存在しません。それはにおいや嗅覚について未解明な部分がたくさんあって、僕たち人間はにおいを「なんとなく」で処理してしまっているからに他ならないからです。
レボーンでは日々の業務やサービスの開発を通じて、においの定義や可視化に取り組み、なんとなくをなくすために日々頑張っています。
これまではコロナの影響もあり、オンラインでの商談をメインに活動しておりましたが、やはり実際に開発サービスの効果や可能性を実感していただく必要があると考え、その一貫として、今月から実証実験のモニター募集を開始いたしました!!
2.実証実験のモニター募集に、大きな反響
こんにちは!マーケティング広報担当の西山です。 レボーンでは、「においの可視化」を実現する独自の技術を持ち、いろいろな活動を行っています。その内容を多くの方に知ってほしいと、様々な形で情報発信中です。。
今回は、4月27日にプレスリリースした実証実験のモニターについて。食品や飲料、香料などに関わる製造現場では、“におい“を基準に品質評価や効果測定などをしています。嗅覚に優れた社員を選別し、育成し、10~20人で香りの診断をする工場もあります。しかし、人の感覚や経験に頼るのは不安定なもの。「におい」の判別を数値や図で客観的に可視化できれば、生産性や品質向上につながります。
レボーンのお客様の現場に行くと、その環境や課題は様々です。状況に合わせて、においの可視化の設計をしています。百聞は一見にしかずで、何がどうできるかは試していただくのが一番です。そこで、具体的効果を測定する、実証実験のモニターを募集することになりました。
「過去にお問い合わせをいただいたお客様だけでなく、より多くの方に参加してほしい!」そう考えた商品開発部から、「モニター募集」をプレスリリースできる?と相談されました。単純なキャンペーン告知では面白くないので、どうしたものかと初めは迷いました。ですが、品質管理・評価を測る実証実験であれば、広く伝えるのは意義あることと思い、PR TIMESを通じて発信しました。
すると早速、大手食品会社や化学会社などから問い合わせが!なんとテレビ局の人気報道番組からも連絡があり、社内がざわめきました。大手食品会社は、遠方にある初めてのご縁です。発信することで新たな出会いが生まれ、広報としてはうれしい限りです。
反響ぶりに驚くとともに、“においの品質管理”に課題を感じる企業が多いことを実感しました。
実証実験のモニターは、まだ若干名募集しています。ご興味ある方は、こちらに連絡ください。info@revorn.co.jp
3.商品開発の現場から
皆さんこんにちは。商品開発部部長の永田です。
ここまで記念すべき第一回目のメルマガを読んでいただき誠にありがとうございます。
本日は昨年末に完成した弊社のクラウド上のサービス(iinioi® cloud)、官能評価AIについて少しお話しさせて頂きます。
「官能評価」とは人の五感(視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触 覚)に頼って物の特性や人の感覚そのものを測定する方法をいい、具体的には大勢の人(パネル)に、一定の条件で、与えられた試料を、見る、嗅ぐ、味わうなどをして設問に言葉や数字(尺度)で答えてもらい、結果を統計的に解析する行為となります。
食品や香粧品メーカーだけでなく化学、自動車、電気・電子、建設・土木などこれに限らず、様々な業界でこういった作業が行われているのですが、一般的にとても難しい作業になっています。
なぜならお互いの感じ方をすり合わせて同じ土俵で評価を行うためには長期間のトレーニングが必要で、おまけに人間ですからコンディションによって違う評価をしてしまいがちなのです。
ずっと評価をし続けるということにも大きなストレスがかかります。
レボーンでは独自のセンサーとAIを使って人間の代わりに上記のような作業を行う(特に「におい」について)システムを新たに開発しました。このシステムを使うことにより、評価したい「におい」をセンサーで測るだけで専門家のような評価を返してくれることが可能となります。
このシステムの開発に際して、当初私たちは識別が出来るようなAIを使用していましたが、そのようなアルゴリズムを使用すると膨大な数のデータを事前に学習させなければならないという問題に直面しました。
また、例えば日本酒というジャンルを学習させる際にフローラルという項目を色々なブランドで比較すると4点から6点に評価が集中してしまい、その区間前後の評価をうまく学習させることが難しいといったことが発生しました。
そのような問題を解消するために私たちは人間の感覚強度を予測する新たなアルゴリズムを作成し、また事前の学習サンプルの調整方法にも工夫を施しました。
そうやって完成したのが現在の官能評価AIになります。
皆さんもご興味がありましたら是非試して頂ければ幸いです!
4.編集後記
最後に、メルマガの編集を担当している営業課の門馬より挨拶させていただければと思います。 まずはここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございました! メルマガ配信のキックオフが始まって、わずか1ヶ月あまりでしたが、無事に創刊号の配信を追えることができました。 元々僕は事業開発や営業を通じて、お客様とお話する機会が多かった立場ですが、まだ市場の開拓が進んでいないこともあり、お客様に対しては「課題はあるんだけれども、言語化することが難しい」という印象を抱くことが多々ありました。 また、僕たちも「レボーンの技術を使えば、こういった形で解決できます!」ということを説明させていただくのですが、何せ『AI・アルゴリズム』『センサー』『化学的知見』『においの知見』など、サービスを理解していただくための前段として幅広い知識が必要なため、十分に魅力を伝えきれていないままお打ち合わせが終わってしまうこともありました。 我々のプレゼン不足の一言に尽きますね。。。 「においの課題を解決できそうなシステムやノウハウがレボーンにはある!」 という自信は持ちつつも、上手く伝えきれていない。というのは大きな機会損失であり、なんとかその状況を改善したいという思いはかねてから抱いておりました。 メルマガ配信はそういった我々の課題を解決する手段の一つだと考えていますし、メルマガ制作に携わることができ、大変うれしく思っております! 今後の発信内容については、読者のみなさまが『どういった情報を求めているのか』を考えながら配信内容を検討していきますので、温かい目で見守っていただければ幸いです!!
〈↓↓実証実験のモニターにご興味のある方はこちらから↓↓〉 info@revorn.co.jp
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