「におい」とは?
においとは、嗅覚、すなわち感覚です。
人がにおいを“感じる”際には、いくつかの段階を踏むことになります。
まずは、においを引き起こす分子が、鼻腔内に入り鼻の奥に位置する嗅覚受容体まで到達。
その後、それらの分子をキャッチした受容体が分子に応じて信号を発信。
信号が脳内の嗅覚野へ伝わり、そこでにおいを識別することで、においの感覚が生じるとされています。
「におい」を取り巻く現状
においを科学するためには、これらの嗅覚のメカニズムを再現する必要があります。
しかしながら、一般的な嗅覚センサで測定できるのは、におい分子の種類の判別に限られているのが現状です。
REVORNでは、AIを活用し、収集したにおいデータの識別を行うことで人の嗅覚の再現を目指しています。
REVORNが生み出す「香りxAIxDX」の可能性
新たな可能性が生まれる 8領域
01. Culture
「香り」で文化の表現をさらに多様に
たとえば、香りもブランディングの要素として活用。
空間、商品、スタッフなどあらゆる顧客とのタッチポイントにおいて統一された「香り」でブランドの世界観を表現できる世界に。
02. Parameters
新たな評価指標、「香度®」の誕生
香りをデータで見える化し、香り高さを測る。
たとえば、果物の品質。見た目や糖度だけではなく、「香度®」の高さで評価。
コーヒーやワインなどの複雑な香りを科学的に評価し表現できる世界に。
03. Behavior
香りが変わると、人の行動が変わる
香りの心理的な効果を活用し、行動変容を起こす。
たとえば、日中のオフィスでは、集中力を高める香りで生産性を高めながら、
退勤時間や休憩時間にはリラックス、リフレッシュを促し、
従業員のQOL向上につなげたり。
香りで気分転換できる、香りで行動に変化をもたらす世界へ。
04. Living Environment
快適な空間づくりに「香り」技術を
AIで空気中のにおいを瞬時に解析、においを調和させ、快適な環境を提供。
たとえば、医療施設や介護施設などの排除しきれないにおい。
強い香りで打ち消すのではなく、調和させるから
知らぬ間にストレスフリーな環境で快適に暮らせる世界へ。
05. Healthcare
疾患も香りでわかる時代に
医療でもにおいを活用。健康状態を呼気のにおいで瞬時に診断。
たとえば、肺がんや肺炎も呼気を吹きかけるだけで診断が可能に。
高い医療費や時間をかけずに、いつでも手軽に健康状態を把握できる世界に。
自分では判断しづらい体臭管理もより正確に行うことが可能に。
06. Quality
品質管理や生産管理に「におい」を活用
食品や化粧品などの品質管理として行われる官能評価やにおいでの異常検知。
人の嗅覚を持ってしか、なしえなかった検査も科学な評価を取り入れることで、
より安定した品質管理が可能な世界に。
07. Society
においで安全な社会づくりに貢献
たとえば、においを探知する麻薬探知犬。
麻薬類の密輸入を防止するため、国内では100頭以上の麻薬探知犬が活躍。
彼らの鼻を借りずに、24時間365時間つねに違法薬物を探知できる世界に。
08. Lifestyle
自由自在に香りで表現
好みの香りをデータで見える化。
データにそって、AIがおすすめしてくれるので、調香師などの手を借りずに、自分らしい香りがより自由に、より気軽に手に入る世界へ。